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AlphonseのCINEMA BOX

管理人Alphonseが観た映画の感想を書いているブログ。

松本零士特集1


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SPECIAL BOX。
第27弾は、「松本零士」特集です。

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去る2023年2月13日に松本零士さんが亡くなられました。追悼の意味を込めて急遽特集を組むことにしました。
最初に断っておきますが、松本零士さんが参加した作品を全て観ている訳ではありません。
私が観たことのある作品についてのみ書いていこうと思っています。
そのつもりでお読みください。

それでは、お楽しみください。

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■作品紹介

01 / ◆制作年:1977年◆タイトル:宇宙戦艦ヤマト
◆監督:舛田利雄◆主演:沖田艦長、古代進◆助演:森雪、デスラー総統
◆コメント:地球滅亡まであと365日。地球の運命を懸けて今、ヤマトが旅立つ。
02 / ◆制作年:1978年◆タイトル:さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
◆監督:舛田利雄◆主演:古代進、森雪◆助演:デスラー、ズォーダー大帝
◆コメント:遠い銀河の果てから迫りくる白色彗星の脅威から地球を守るため、今再びヤマトは旅立つ。
03 / ◆制作年:1979年◆タイトル:銀河鉄道999
◆監督:りんたろう◆主演:星野鉄郎、メーテル◆助演:ハーロック、エメラルダス
◆コメント:万感の想いを胸に、今、汽笛が鳴る。
04 / ◆制作年:1980年◆タイトル:ヤマトよ永遠に
◆監督:舛田利雄、松本零士◆主演:古代進、森雪◆助演:アルフォン少尉
◆コメント:空前のスケールに包まれて いま、ヤマトが帰ってきた!!
05 / ◆制作年:1981年◆タイトル:さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
◆監督:りんたろう◆主演:星野鉄郎、メーテル◆助演:ハーロック、エメラルダス
◆コメント:そして、少年は大人になる。
06 / ◆制作年:1981年◆タイトル:宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
◆監督:西崎義展◆主演:古代進、森雪◆助演:デスラー
◆コメント:暗黒星団帝国との戦いを描く
07 / ◆制作年:1982年◆タイトル:わが青春のアルカディア
◆監督:勝間田具治◆主演:ハーロック◆助演:エメラルダス
◆コメント:若き日のハーロックを描く。
08 / ◆制作年:1983年◆タイトル:宇宙戦艦ヤマト―完結編―
◆監督:西崎義展、勝間田具治◆主演:古代進、森雪◆助演:デスラー
◆コメント:宇宙にひろがる永遠のロマン!ファイナル・ヤマトの熱い感動を―いま、あなたに伝えたい…
09 / ◆制作年:1998年◆タイトル:銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー
◆監督:宇田鋼之介◆主演:星野鉄郎、メーテル◆助演:ヘルマザリア、イーゼル
◆コメント:時間は夢を裏切らない…
10 / ◆制作年:2010年◆タイトル:SPACE BATTLESHIP ヤマト
◆監督:山崎貴◆主演:木村拓哉、黒木メイサ◆助演:柳葉敏郎、堤真一、西田敏行、山崎努
◆コメント:必ず、生きて還る。
俳優、および監督名はインターネット上で調べたものを掲載しています。
主演、助演の区別は独断と偏見で決めさせていただきました。

この他に「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「惑星ロボ ダンガードA」などのTVアニメ作品、OVA作品や、「男おいどん」「戦場まんがシリーズ」などの漫画作品もあります。

■宇宙戦艦ヤマトについて

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ここでは代表作の一つ「宇宙戦艦ヤマト」について書いていこうと思います。

1作目 宇宙戦艦ヤマト

地球滅亡までの1年間で惑星イスカンダルまで往復し、地球を助ける。というお話。

昔々。私がまだ小学生だった頃。
TV版は、放送していましたが観ていませんでした。
劇場版が公開され、人気が出たため映画館で初めて鑑賞しました。
そのため沖田艦長が亡くなるのを知らず、艦長の最後に涙したものです。

漫画も購入し、初めて松本零士作品を読みました。
当時は1巻しかありませんでしたが、漫画版は劇場版とほぼ同じ。途中がごっそり省略されていました。

その後TV版の再放送を鑑賞。
反射衛星砲の仕掛けに感心し、「すげぇ。」と思いました。
デスラーも最初は部下に容赦ない暴君で、徹底抗戦を主張する好戦的な人物として描かれ、後の作品群に登場してくるような雰囲気は微塵もありません。
また、後にデスラー戦法と呼ばれるワープを使った戦い方も、元はドメル将軍が発案者だったという、劇場版で省略されていた様々なことが判明したものです。

後年実写版が公開される頃に、観る機会を得ましたが、その時の感想を書いておきます。

劇場版の主役は古代進ではなく、沖田艦長。
特に「前門の虎、後門の狼」状態で、「毒を持って毒を制す」作戦を指揮するあたりは秀逸です。
ガミラス本星での決戦も艦長の指示をクルーが忠実に実行したに過ぎません。

一方、古代は艦長の命令を無難に実行し、森雪とイチャついているチャラ男でしかありません。

おそらくこんな感想を持ったのは、自分がある程度年齢を重ねたため、古代ではなく沖田艦長に感情移入したからだと思います。
そういったことを踏まえると、大人になった頃に観ても色褪せないのが1作目の魅力です。

2作目 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

前作の人気を受けて製作された続編。ある意味完結編。
惑星イスカンダルの旅から数年後、今度は白色彗星が地球を襲う。地球を助けるため再びヤマトは旅立つ。というお話。

やっと古代進が主人公らしくなっていきます。
安彦良和氏による劇場版の「断じて違う」は名シーン。
ここでヤマトは終了させるべきでした。

後にラストが異なったTV版2作目「宇宙戦艦ヤマト2」が放送されます。

3作目 ヤマトよ永遠に

ここからは内容を、ほとんど覚えていません。
ガンダム人気もありますが、前作の劇場版で「これでヤマトは終了です。」みたいなテロップを出しておきながら続編を製作。
しかも死んだはずの登場人物がほとんど生き返っている状態に興醒めしてしまいました。

それでも古代進と森雪が離れ離れになるシーンは必見。
情感あふれる手の芝居が秀逸です。

後にTV版3作目「宇宙戦艦ヤマトIII」が放送されます。

4作目 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち

もう無茶苦茶。前作で倒したはずの暗黒星団ともう一度戦う話。
元々はTVの特番だった作品で、放送されたのは「ヤマト2」と「永遠に」の間。

ですから本来は「ヤマト2」の続編となるのですが、「永遠に」の後に劇場公開したため、こんなおかしな事になってしまいました。

5作目 宇宙戦艦ヤマト―完結編―

沖田艦長が復活しただけで、私的にはNG。
映画館で流した涙を返してくれ。と言いたくなるからです。
一部の熱狂的なファンのために、古代進と森雪の結末を見届ける作品となっています。

後に「宇宙戦艦ヤマト 復活編」が公開されます。

6作目 SPACE BATTLESHIP ヤマト

「完結編」から数十年ぶり製作された実写版。内容は劇場版1、2作目のハイブリッド。
デスラーをはじめとするガミラス星人を意識の集合体のようなものとして描いた点は目新しかったのですが、それ以外は蛇足だらけ。

最新テクノロジーが結集した宇宙戦艦にしたため、攻撃がほぼ全自動。アニメ版の手作業で操船するヤマトの魅力はどこへやら。
またガラスが割れる音と共に艦内が爆発する演出もない。
PTAが校内暴力を助長すると言ったかどうか知りませんが、ヤマトの爆発音でガラスの割れる音は必須です。
爆発音にもめげずに人が必死で目的を達していくのがヤマトのヤマトたる由縁。

一方でコスチュームはそのまま再現。70年代は矢印のコスチュームでも問題ありませんでしたが、2010年にこのコスチュームでは、さすがに無理。同時期の2次元作品を観ていればわかりそうなものです。
これでは、ただの仮装パーティです。

変更すべき所と、変えてはダメなところを履き違えてしまいました。

その他

TV版の「宇宙戦艦ヤマトIII」は、序盤だけは面白かったのですが、最後どうなったか忘れています。
リメイク版は、ヤマトというよりガンダム。
時系列的にもリメイク版はガンダムの後発なので、どうしてもガンダムの影響を感じてしまいます。
他に「復活編」、シド・ミードによるデザインのものもありますが、私が観ていないので、なんとも言えません。

シリーズ物として

2作目の「さらば」で止めておけば名作のままでいられたのですが。。。
続編を作れば作るほど混沌としたヤマトワールドが構築されていきました。
一応今回の特集を組むにあたり、ウィキペディアで調べた混沌としたヤマトワールドを整理しておきます。

作品を極力矛盾なく観るなら、

劇場版1作目TV放送版。
TV版2作目(ヤマト2)。
TV特番(新たなる)。
劇場版3作目(永遠に)。
TV版3作目(ヤマトIII)。
劇場版4作目(完結編)。

となります。

「さらば」に感動した方には物足りないシリーズになってしまいますが。

今では西崎義展氏の著作物となっているヤマトですが、松本氏を一躍有名にした作品であることに変わりないため取り上げました。

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■銀河鉄道999について

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ここでは代表作の一つ「銀河鉄道999」について書いていこうと思います。

1作目 銀河鉄道999

殺された母の復讐を果たすため、主人公星野鉄郎は999に乗る。というお話。

ヤマト人気絶頂の頃、TV版が放送され、満を持しての劇場版。
星野鉄郎の顔を変更し、少年の成長物語として描きました。
渡っている最中に橋が崩落するアクションシーン。
女性の手を握る少年。それにハッとする女性。
そしてキスで驚く少年。
これまでのTVアニメでは描かれなかったようなシーンが数多く存在しています。

ラストには漫画版ともTV版とも異なるアルカディア号に乗ったハーロックも登場。
エメラルダスも登場し、松本零士キャラ総出演という豪華さ。
エンディングはゴダイゴの歌う「銀河鉄道999」。
歌詞の内容が作品の内容と、これ以上ないほどシンクロ。
実はこの曲。希望に満ちているため、応援歌のように扱われがちですが、歌詞の内容からもわかるように失恋ソングなのです。
同時期の海援隊の「贈る言葉」と同じ扱われ方です。

この作品を世に出すため松本零士氏とりんたろう氏は生まれてきた。と思えるほどの完成度。

余談ですが橋が崩落するシーンは後に宮崎駿監督が「ナウシカ」の中で戦車が橋を渡るシーンで真似しています。

2作目 さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

前作の人気を受けて製作された続編。事実上完結編。
地球で機械化人と戦っていた鉄郎は、メーテルのメッセージを受け取り、再び999に乗る。というお話。

前作が名作すぎるがゆえに、続編を作ることの難しさがよくわかる作品。
前作と同じようにラスト、ハーロックやエメラルダスも登場してきますが、さすがに2度目は1度目ほどの興奮もないまま終了。

救いはラストに流れる「SAYONARA」でしょうか。

3作目 銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー

前作から数十年ぶりに製作された続編。
地球で鉄郎は囚われの身になっていた。そこへメーテルのメッセージが。再び999に乗る。というお話。

鉄郎の顔が漫画版、TV版と同じに。
地球から旅立つ際には線路が破壊されてしまい、鉄郎は二度と地球には戻って来られないのでは?
という、なんとも波乱に満ちた幕開けをし、ラストはヤマトの後ろ姿が映るカットで終了。

続編が作られるような期待をさせつつ、その後は映像化されませんでした。

その他

2000年以降にOVAやTV版、実写版も製作されましたが、私が観ていないので何ともいえません。

シリーズ物として

2作目以降、長く続編を製作しなかったため、ヤマトほど混沌とすることはありません。
3作目のエターナル・ファンタジーを知っている方は少ないのではないでしょうか。

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