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管理人Alphonseが観た映画の感想を書いているブログ。
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SPECIAL BOX。
第9弾は、「グリーン・デスティニー」特集です。
1999年の「マトリックス」以来、ワイヤーを多用したアクション映画が次々と製作されました。
「ミッション:インポッシブル2」、「チャーリーズ・エンジェル」、「ロミオ・マスト・ダイ」などなど。。。
昨今のハリウッド映画はワイヤーアクション抜きには語れないほどです。
香港映画のあまりに不自然なワイヤーの動きに不満がなかったわけではありませんが、そのどれもがハリウッド色が濃く出ており、アクションのキレから考えると、本場香港映画のリンチェイに及ぶべくもないとおもっていました。
ところが、今回特集を組んだ「グリーン・デスティニー」はまさにアジアとハリウッドの幸せな融合とも言うべきすばらしい映画に仕上がっています。
そこで、今回の特集となりました。
剣の英雄たちが群雄割拠する時代。
リー・ムーバイ(チョウ・ユンファ)は、ムーダン山での修行を途中で切り上げ、自身の名剣グリーン・デスティニー(碧銘剣)を世話になったティエ(ラン・シャン)氏に献上することを決意する。
グリーン・デスティニーを弟子ユー・シューリン(ミシェル・ヨー)に預け、シューリンはティエ氏にグリーン・デスティニーを届けたが、その日の晩に何者かによって盗まれてしまう。
シューリンは犯人を前日に会った近衛府長官のユイ長官の娘、イェン(チャン・ツィイー)ではないかと疑うが確証はない。
しかしイェンの家庭教師こそムーバイの師匠の敵ジェイド・フォックス(チェン・ペイペイ)であり、イェンはその一番弟子だったのだ。
この瞬間からグリーン・デスティニーをめぐってムーバイとシューリン、イェン、ジェイド・フォックス、そしてイェンに思いを寄せる盗賊上がりのローの四つ巴の戦いの火ぶたが切って落とされるのであった。
タイトルについていろいろ反論もあるようですが。。。
原題は「臥虎蔵龍」
英題は「Crouching Tiger, Hidden Dragon」。
確かに原題の方がしっくりきます。
しかし、未見の人に「アクション映画」として公開したかったのだろうという配給側の意図も分かるような気がします。
原題のままだとあまりに長く、語呂が悪い。
「~の恋」とかだと恋愛映画だと思われてしまう。
しかし、そこまでの恋愛要素はない。
そこで知恵を絞って苦肉の策として碧銘剣の名前を題名にしたのでしょう。
まるで、アニメ作品がそうであるかのように。
まぁ、題名云々をここで語り尽くすつもりはないので、このくらいにして。
すでに、CINEMA BOXに書いているので、重複する形になりますが、
展開の遅さが、香港映画や、ハリウッド映画と違うためどうしても不評を買うようです。
けれど、監督が中国の人であるのだから、無理もありません。
チェン・カイコー作品を見ていれば、免疫は出来たも同じです。
前半の空中戦が「華麗」という表現をされていたりしますが、どうも「スウォーズマン」シリーズで見慣れていたのでさほどの驚きもありませんでした。
ところが、チャン・ツィイー(イェン)がグリーン・デスティニー(碧銘剣)を持って旅立ち、食事をしようとするあたりから 旧来の香港映画が持つ「お馬鹿な設定でアクション満載」といった香港映画ファンを納得させるシーンへ突入。
食堂(?)がすでにセットありありの雰囲気で、圧倒的強さを誇るイェンが大暴れし、崩壊するのはすぐに読めてしまうのですが、その期待を裏切らないでお約束どおりやってしまうのは、旧来の香港映画(というより武侠映画)好きには堪らないシーンでした。
その後のチョウ・ユンファとチャン・ツィイーの竹の上での対決は静かながらワイヤーアクションの可能性をまざまざと見せてくれたし、ミシェル・ヨーとチャン・ツィイーの対決は、これぞアクション映画!!
碧銘剣の凄さを表すためすべての武器が切られてしまうのも小気味いいし、香港映画になかった剣と剣が触れた時の火花を見せるのも見事。
上空からのアングルをいれることで、スタントであってもそうだとは思わせないシーンになっている。
欲を言えばラストの仇打ちシーンで盛り上がりが欲しかったところ。
それから、チャン・ツィイーは誰のために身を投げたのか少し謎として残りました。
旧来の香港映画の面白さを持ちながらもアクションだけにとどまらないラブストーリーもよくできていて、香港映画とハリウッド映画のもっとも幸せな形の共演ではないでしょうか。
「スウォーズマン」で有名になった武侠小説の世界ですが、本来は武術の達人が修行を積むことにより空を飛べるようになった人のことを概して「武侠」と呼びます。
単純に乱暴者というわけでもなく、「義」や「信」に厚く、日本の武士とは違い、集団に属すことがありません。
チョットしたヤクザのようにも見えますが、「空を飛べる」というのが味噌です。
この場合の「空を飛ぶ」とは、木や壁などに触れて超人的なジャンプをすることで、飛行中の物体(それは剣などでも一向に構わない)に乗って飛行することも可能です。
この武侠の定義がわかっていないと、「空を飛ぶ」シーンが荒唐無稽なアクションに思えてしまい、作品の面白さがわかりません。
各言う私も「スウォーズマン」を初めてみたときは、苦笑もので「こんなのあり?」と思ったものです。
武侠小説としては「スウォーズマン」の原作者である金庸の「秘曲・笑傲江湖」が有名で、この他にも数多くの作品が映画化されています。
また、古龍という作家も金庸と並んで有名な作家の一人です。
グリーン・デスティニーの原作は王度廬(ワン・ドゥルー)によるものです。
時間のある方は読んで見てはいかがでしょう?
武侠小説には切っても切り離せないぐらいの必須アイテム。
剣、刀にはじまり、月牙産(げつがさん)、鈎(こう、上の画像参照)、圏(けん)などが次から次へと登場してきます。
グリーン・デスティニーの原型は腰帯剣と剣をあわせたものではないでしょうか?
中国の武器と言えば、ブルース・リーのヌンチャクが有名ですが、それ以外にも数々の武器が現れて驚かしてくれます。
この映画の魅力の一つにチャン・ツィイーが挙げられます。
前半の遅い展開、見慣れた空中戦も、彼女の魅力がなければ、耐えがたいものであったことでしょう。
アクションの訓練はかなり行ったようで、最初、乗馬さえもできなかったにも関わらず、最後は馬の上で弓まで射る上達ぶりです。
ところで、暗闇でのチャン・ツィイーはブリリアントグリーンのボーカルに似ていると思ったのは私だけでしょうか?
後は、彼女のプロフィールを少し。。。
「初恋の来た道」
「グリーン・デスティニー」
「ラッシュ・アワー2」
「ザ・レジェンド・オブ・ズー [仮題]」
「武士(Musa) [仮題]」
「HERO」