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AlphonseのCINEMA BOX

管理人Alphonseが観た映画の感想を書いているブログ。

機動戦士ガンダム特集


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■編集後記

最新作が公開されるとか、放送されるとかのタイミングもなく、ガンダムはどこかでまとめておきたいと思っていたので今回の特集となりました。

いつもどおりの個人的な見解を述べるだけの特集で根拠のない素人の戯言になってしまいました。
制作秘話とか専門用語の詳しい説明を知りたい方はウィキペディアでも読んでください。

ガンダムはまさにビデオ世代のための作品だったかも知れません。
何度も見ることでしか内容が理解できないようにしてあったのかもしれません。
内容的にもある程度大人になって見るべきアニメだったのかもしれない。

嫌いな作品と既に書きましたが、なんだかんだでしっかり観てます。
ただ、昔懐かしい「マジンガーZ」のような正義感あふれるヒーローが大活躍する荒唐無稽なアニメも観てみたいのも確かなのです。

TVシリーズを第1話から順に見てゆけばもっと分量が増えると思いますが、そうなるとキリがないので、ここらで締めます。


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機動戦士ガンダム特集


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■社会現象として

ここでは、作品発表後に起きたアニメ界以外の事柄について書いておこうと思います。

新興勢力ビデオ業界VS.出版業界

当時新興勢力だったビデオ業界に対抗すべく出版業界は多くのガンダム関連書籍を世に出します。
すでに「宇宙戦艦ヤマト」でいくつかのアニメ雑誌は存在していましたが、設定資料集なんてものが出たのは本作が最初だと思います。
最近はDVDやブルーレイに収録されることもありますが。

玩具メーカーVS.プラモデルメーカー

「マジンガーZ」の人気でヒット商品となったポピーの「超合金」。
それと同じようなことをクローバーもやろうとしましたが上手くいきませんでした。

高額な「超合金」は子供を喜ばせるために親が買い与える玩具。

ところが本作は内容が大人向け過ぎたため、熱狂したのは小学生ではなく中学生以上だったのです。

さすがに中学生以上の子供に親は玩具を買い与えたりしません。
そうかといってお小遣いで買うにはかなり高価なうえに、「超合金」は幼児向け玩具のイメージが強かったのです。

そこで、中学生以上の子供達は、数百円で買えるプラモデルに熱狂します。
再放送中にバンダイがCMを流したことも功を奏しました。
子供達は色を塗ったり改造したり、自分の個性をプラモデル上で表現したりしました。
先述の出版業界も便乗し、プラモデルの改造本「How To Build GUNDAM」なんて本も出たりしました。

こうして「超合金」と「ガンプラ」は立場が逆転し、バンダイは急成長を遂げるのです。
おそらく本作の成功でもっとも喜んだのは富野監督でも安彦良和氏でも大河原邦男氏でもサンライズでもなくバンダイの関係者だと思われます。

ハリウッド映画VS.日本アニメ

本作が放送される2年前の1977年に日本で「スターウォーズ」が公開されました。
本来なら特撮界が対抗心を燃やし、日本映画界が意識するべきことでしたが、ウルトラマンやゴジラで定番化した着ぐるみだけでは再現できないクオリティでした。

このハリウッドを代表するSF大作は当時のアニメ関係者にも多大な影響を与え、本作の「ビームサーベル」と敵役が仮面の男という設定はまさに「スターウォーズ」そのままです。
後に「さよなら銀河鉄道999」では敵役が実は主人公の父親だったという設定もそのままです。

本作がヒットしたおかげで、アニメでも実写のようなリアルな描写が可能になります。
結果的に特撮映画や実写映画ですべきことを日本ではアニメ界が行うようになります。
その結果、海外で日本のアニメが評価されるようになっていくのでした。

戦争体験者VS.擬似戦争アニメ

私は戦争体験者ではありませんが、この作品を戦争アニメとして認識する向きもあるようです。
ですがスタッフの大半が戦後世代によって作られた想像上の戦争アニメ。
体験者からすれば笑止千万なことでしょう。
「宇宙戦艦ヤマト」では反戦へのメッセージがありましたが、本作には明確にはありません。
戦争を賛美しているわけではないとおもいますが、誤った戦争認識が生じたかもしれません。
まぁ、そこまで受け手が虚構と現実の区別が出来ないとも思えませんが。

1話完結VS.大河ストーリー

これまでのロボットアニメといえば「マジンガーZ」のような、基本1話完結の勧善懲悪ものが大半でした。
「宇宙戦艦ヤマト」からそのスタイルは変更され、ストーリーの結末が次週に持ち越されるものが増えていきます。
本作ではシャアの復讐劇が全篇を通じて語られます。
結果として、1話完結形式のものが姿を消していきます。
時代劇もその影響を受けたように感じてしまうのは私だけでしょうか?


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■スタッフについて

これまでアニメ作品はまず作品に人気が出て、次に作品の登場人物やメカに人気が出るのが一般的でした。
スタッフに注目がいくことは、まずありません。
せいぜい、監督か原作者ぐらいまでです。
ところが、この作品はキャラクターデザインの安彦良和氏とメカニカルデザインの大河原邦男氏に注目が集まります。
最大の原因はこの作品自体に人気があったからですが、他にもビデオの登場が考えられます。
録画することでそれまでなら一度しか目にすることのないスタッフの名前を何度も目にするようになったのです。
ただし、当時はビデオが普及し始めた頃でビデオを持っていない人は、先述のように再放送か、出版物でしかこの作品を楽しむことが出来ませんでした。
出版業界も、当時新興勢力だったビデオ業界に負けじと多くの出版物を世に出したように思います。
その出版物のなかに数多く登場したのが上記2名の名前でした。

そのため「スタッフについて」と書きましたが、ここでは上記2名についてのみ書いていこうと思います。

キャラクターデザイン:安彦良和

この作品を手がけるまでに「宇宙戦艦ヤマト」も手がけており、注目されて当然の実力派。
のちにS字立ち(胸をそらし、腰を引く立ち姿)といわれるようなポーズや、鼻に独特の輪郭を描いたりした方です。
おそらくアニメの登場人物をここまでスマートに描いた方はこの方が最初でしょう。
登場人物がタイツのようなものを穿いているためか、みんなバレエダンサーのように見えてしまいます。(それを知ってか知らずかバレエダンサーのような筋肉のつき方をシャアはしています。)

男性と女性の描きわけはもちろんのこと、年配の方と子供の描きわけ、果ては体重まで自由自在に描きわけます。
最近のアニメは同世代ばかり登場し、スタイルも中肉中背、子供は登場しても年配の方はまず登場しません。
それがダメだというわけではありません。描きわけるのは大変でしょうから。
ところが、安彦氏は加齢臭が臭ってきて、虫歯の1本でもあって、何か持病を患っていそうな年配者を登場させます。
おそらく現在活躍中のアニメ関係者で、ここまで描き分けることができる人は数名しかいないと思われます。
なので、私の中では原作の富野喜幸(由悠季)氏よりも安彦氏の作画がこの作品の人気を決定付けたと思っているのですが。。。

現在では漫画家として活躍されております。

メカニカルデザイン:大河原邦男

キャラクターデザインの安彦良和氏と双璧をなすメカニカルデザイン界の大御所。
ガッチャマンやタイムボカンシリーズなど手がけたメカデザインは数知れず。
この作品でも多数のデザインをこなされております。

メカデザインが注目されるようになったのはこの作品からです。
その理由は通称「ガンプラ」と呼ばれるガンダムのプラモデルが爆発的に売れたことと無縁ではないと思われるので、ガンプラの経緯を少し書いておきます。

再放送でブレイクした本作ですが、再放送のCMに何度もバンダイのプラモデルのCMが流されました。
当時はビデオ録画できる人は一部の子供だけで、今日のように放送中にDVDやブルーレイが発売されることもなく、発売されたビデオも一巻一万円以上と、子供のお小遣いで手軽に買えるものではありませんでした。
レンタルショップは皆無に近く、ネット動画などもないそんな時代。
先述のように出版物でしか作品世界に触れることの出来ない人は、こぞってプラモデルを買い求めました。

ところが、「ガンプラ」には二本足で立てないロボットがいくつか存在することに子供たちは気付くのです。

これが、メカデザインに注目がいくようになった原因なのです。
葛飾北斎の富嶽三十六景の中で巨大な波が手前にあり、遠くに富士山が見える絵を見たことがないでしょうか。
この絵のように三次元で再現できないものを表現するのが二次元の魅力のはずなのに、「二足歩行ロボットが立てないなんてリアルじゃない」とばかりメカデザインもリアルを追求するようになってゆくのです。

さすがに富野監督や大河原邦男氏もここまでガンプラが売れるとは思っていなかったようで、これまでのアニメや特撮のデザイン同様に、既存の何かを模したデザインになっています。
ザクがアメフトの選手のようなデザインになっているのはその典型です。

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■この作品の功罪

本来なら初回放送時の低視聴率のために人々の記憶から消えていくはずだったのですが。。。

「宇宙戦艦ヤマト」人気が後押ししたのかも知れない。
一部のアニメファンやSFファンが熱狂したからかも知れない。
正確な理由はわからないけれど、再放送を繰り返すことで「ガンダム」は時代の異端児から、革命児になり、寵児となっていきます。

ここではその後のアニメに与えた影響(良くも悪くも)をわかる範囲で書いていこうと思います。
あくまで自分のわかる範囲なので独断と偏見に満ちていますが。

専門用語(カタカナ単語)の氾濫

「宇宙戦艦ヤマト」にも専門用語はありましたが、この作品はそれ以上になりました。
専門用語といっても科学技術用語や兵器の呼称だけにとどまりません。

まず、地名(基地、施設名)がこの作品には多く登場します。
「宇宙戦艦ヤマト」にも地名というか惑星名や宇宙空間が存在しましたが、それはあくまで「遠い宇宙のどこか」の一言で一応説明が出来るものだったし、日本語の呼称も多かったので、ある程度想像がつきました。
ところが本作では、サイド7に始まりカタカナの地名テンコ盛りなのです。
しかも、キャルフォルニア(カルフォルニアのもじり)は地球の地名なのに、テキサスは宇宙空間のコロニーなのです。
地名(基地、施設名)だけ取り上げても統一感がないので混乱してしまいます。
おまけにマゼランという地名(人名)が兵器名(戦艦)につけられているからさぁ、大変。
地名(人名)の事を話しているのかと思いきや戦艦のことだったという誤解が生じます。

次に、本作にはシャアのように一つのものに複数の呼称が存在します。
それは人名だけでなく、兵器にも存在するという徹底ぶり。
説明なしでもわかるように画面の切り替えやアップでわかるようにしていますが、これまでの「マジンガーZ」や「宇宙戦艦ヤマト」にはなかったものです。

科学技術用語に至っては言うまでもないでしょう。
「マジンガーZ」には光子力や超合金Zという科学技術用語が登場しますが、日本語なので意味がなんとなく想像できます。
「宇宙戦艦ヤマト」のワープは、作中でしっかり説明されています。
しかしミノフスキー粒子は、作中で一切説明されません。

兵器に関しては、さらなる誤解を招くことになります。
モビルスーツは何かの洋服かと勘違いしてしまうでしょう。
ザク、グフ、ドムは単なるオノマトペにしか思えないでしょう。
エルメス、ジム、ボールが兵器であると誰が思うでしょう。

結果、アニメファンが異世界の住人のように感じてしまう一因となってしまうのです。

これらの専門用語は登場人物達には常識なのでしょう。
なんの説明もありません。
「宇宙戦艦ヤマト」では字幕を出すなり、ナレーションなどの説明があったし、NHKの大河ドラマのような歴史ドラマでも字幕を出すなりの配慮があったし、特撮映画は博士が登場して解説してくれました。
ところが、この作品は説明の多くがアニメ雑誌や、設定資料集といった文献でしか目にすることが出来ません。
リアルを追求する意味で登場人物の会話に専門用語が飛び交うようなシーンが多くなったのは間違いなくこの作品からです。
リアルさを追求したロボットアニメが多く作られた80年代前半はまさにその全盛期で、一度見ただけではわからない作品ばかりになり、作品を見る前にある程度の予習や観賞後の復習が必要になっていくのでした。

後付け設定の登場

専門用語と同じく後付設定が本作には数多く登場します。
原作の富野喜幸(由悠季)氏ですら思いついていなかったであろう事柄が次々と判明していきます。
モビルスーツを開発・製造した会社はどこか?
などはそのいい例で、テレビシリーズや映画版では一切触れていません。
ところが後の設定ではアナハイム社などが開発、製造したことになっています。
思うに有識者(誰?って感じなのだが)が理論立てて解説したり、後のアニメ作品から触発されたためでしょう。
あくまでこれはこの作品に人気があったためで後付け設定される作品は、ある意味名誉なことかもしれません。

ヒーロー像の変貌

これまでのロボットアニメの主人公は正義感に燃えるヒーローが大半でした。
ところがこの作品は傷つきやすい繊細な主人公が登場します。
戦うのを嫌がり、主役メカに乗るのを嫌がります。
作品発表当時はこれが新鮮だったし、等身大の主人公だったかもしれません。
ところが、この作品以降、これまでの主人公たちを「熱血バカ」「死に急ぐバカ」と揶揄するようになるのでした。

敵役の変貌

これまでのロボットアニメの敵役は世界征服(地球征服)が定番でした。
ところが、「宇宙戦艦ヤマト」の移民目的のように、敵の目的は必ずしも悪とはいえないものになっていきます。
本作では敵には敵の事情があり、家族がいて愛する者もいることが描かれます。
本来嫌われ者だった敵役シャアが主人公アムロより人気が出てしまうようなことまで起こり、後年、目的がよくわからない敵と戦う作品も登場してくるようになるのでした。

大人向けアニメの登場

「宇宙戦艦ヤマト」はかなり大人に支持される作品であったし、「あしたのジョー」も大学生には人気がありましたが、この作品はそれ以上のクオリティの高さと複雑さを持っていました。
実際、私は小学生の頃さっぱり内容が理解できませんでした。
今でも小学生には解説なしでは内容が理解できないと思います。
この作品以降、アニメは小学生のものという枠組みはなくなってしまうのでした。

アイキャッチの登場

テレビシリーズにしか登場しませんが、アイキャッチというCM前か後に一瞬入る映像があります。
NHKではCMが入らないため30分のアニメ番組では前半と後半の真ん中15分ごろにストーリーに関係ない映像が入ります。
これを有名にしたのはガンダムが最初(ルパン三世が最初?)かどうかわからないのですが、ガンダム以降のアニメではアイキャッチをよく見るようになりました。
作り手の手抜きだという考え方もありますが、当時はビデオ黎明期だったという事もあり、CM抜きで映像を録画したい方にはうれしい配慮だった事でしょう。

無国籍アニメの登場

「宇宙戦艦ヤマト」では日本人のみがヤマトに乗船しています。
地球の命運をかける旅なのに日本人だけに任せて大丈夫なのか?
というツッコミを回避するためか、ガンダムは外国人と思しき登場人物が多数登場します。
それまでは「マジンガーZ」のように日本が舞台で、登場人物は日本人と決まっていたのですが。
この作品以降、国籍不明の人が多数登場するアニメが量産されるようになり、それまで黒一色だった髪の毛や瞳の色が極彩色豊かになってゆくのでした。
(もしかしたら、着色する絵の具代が安くなったからとか、セル画への着色からコンビュータでの着色になったためかも知れませんが真偽の程は不明です。)

豊富な登場人物

「マジンガーZ」の登場人物は極めて少なく、「宇宙戦艦ヤマト」に関してもそれほど多くの人物は登場していません。
ところが、この作品は物語の途中で人物が死んでしまうため、必然的に多くの人物が登場することになってしまいました。
ロボットアニメでありながら戦争を題材にした以上、戦死者が出るのは仕方がないとはいえ、あまりに多いです。
まぁ、これは物語を叙事的にしたため仕方ないのですが、ストーリーのネタに困ってくると新しい人物を登場させる作品が多くなったのはこの作品が原因かもしれない。

複雑な人間関係

主人公アムロは父親の元で育った機械付きの少年。
その少年に好意を寄せる近所の女の子フラウ。
ここまでは良しとしよう。
ところが、ここからアムロは年上の女性に憧れ、その年上の女性には婚約者がいて、もうすぐ結婚だというのに戦死してしまう。
アムロは意気消沈する間もなくララァと運命的な出会いを果たす。
実はララァはシャアの恋人でアムロと三角関係に。。。
一方のフラウはアムロの仲間といい感じに。。。
他方では、仲間のカイが恋焦がれた女スパイは戦場で散ってしまうし。
艦長とパイロットは操舵士と三角関係に。
ここまでくると昼メロのノリです。
どこが正義のヒーローが活躍するロボットアニメなのか?と思ってしまう。

では敵役はどうかといえば
シャアはザビ家によって父を殺されたため、ザビ家に復讐を誓う。
ギレンは己の野望を果たすため父を殺すが、妹のキシリアに父の仇として殺されてしまう。
そのキシリアもシャアの復讐のため葬られてしまう。

ここまで凝った人間関係はこの作品が最初ではないかと思います。
まぁ、これも物語を叙事的にしたため仕方ないのですが、この作品以降登場人物は怒ったり笑ったりすることもない感情表現が乏しい、深みのない平板な人物が多くなったのはこの作品が原因かもしれない。

単純明快な作品の減少

この作品以降、リアルにこだわるあまり単純明快で胸のすくような爽快なアニメが減少していきます。
何かしらの問題定義があったり、複雑な設定があったり。。。
所詮はフィクションなのだから荒唐無稽なそんな馬鹿な。。。
なんて話もあっていいはずなのですが。
リアルにこだわるあまりロボットアニメ自体がどんどん窮屈なものになって、新作が作られなくなったのはこの作品が原因かもしれない。

反動としての宮崎駿氏の登場

リアルな設定、専門用語の登場、ヒーロー像の変貌、敵役の変貌etc。。。
そんな様々な要素の集大成として1984年「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」が公開されました。
こうした傾向に、アニメ本来の持つ利点(幼い子供にも理解できる)とか、夢と希望に満ちた作品が姿を消していくことに危機感を覚えたのか、その4年後1988年に宮崎駿氏は「となりのトトロ」を制作するのでした。

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■SFとして(当時の時代背景)

この作品は宇宙世紀0079という設定になっています。
(テレビ放送開始が1979年なので単純に「79」つながりだと思いますが。)
なので今から何年後という明確な年代設定はありません。
増えすぎた人口を宇宙に移民させるような計画は70年代に実際にNASAであった計画らしいです。
そのNASAの計画を元にこの作品の詳細な設定が作られたらしいのですが、本当かどうか良く知りません。

今ではテラフォーミングで地球以外の惑星(火星とか)を地球のようにしてしまう計画の方が現実的らしいです。
だから、この作品は絵空事だと片付けられるかというと、スペースシャトルもロケットを打ちあげた方が効率的だというので中止になってしまいましたから、宇宙移民の方が効率的だということになるかも知れません。
どうなるかわかりません。
その他にニュータイプやモビルスーツといった専門用語も多数登場しますが、現実に登場してくるかとなると全くの五里霧中。
わかりません。

作品内では人口の半数が戦死したことになっているので、
「戦争をする前に復旧する方が先だろう?」
ということになってしまい、後のガンダムシリーズを全否定してしまうことにもなりかねませんが。
それは野暮というものでしょうか。


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